海外の飲食店のホームページから見る、魅力的な「魅せ方」とは?
どーも、中野区でホームページ作成やってます。@PNRAです!
昨日は、国内のカフェ・喫茶店のホームページを参考に、「人が集まる」ホームページについて話をしました。
東京の人気カフェ・喫茶店のホームページから見る「人が集まる」デザインとは?
そこで、本日は海外のクリエイティブから見る、より人を惹き付ける「魅せ方」についてみていきたいと思います。
はじめに
ご自身に置き換えて考えてもらいたいのですが、行ったことのないお店に興味を持った際に何をしますか?
友人から美味しいお店の噂を聞いて、テレビで紹介されていて、雑誌で紹介されていて、ネットを散策していて、きっかけは様々だと思います。
そんな興味をもって一度行ってみたいな、と思ったとき何をするでしょうか?
私の場合はまず調べます。お店のホームページを見て、口コミサイトの情報をチェックし、お店の雰囲気や予約が必要かどうか、営業時間やメニューなどを一通りみてみます。
その上で、「よし、いってみよう」という気持ちになって初めて足を運ぶ。そんな手順を踏みます。
「よし、いってみよう」のハードル
広告業界的な発想で、AIDMA(アイドマ)の法則に準えて考えてみると、人が行動を起こすには、いくつものハードルを越える必要があります。
1.Attention(注意) / 2.Interest(関心) / 3.Desire(欲求) / 4.Memory(記憶) / 5.Action(行動)
今回の例でいえば、何かしらのきっかけでお店の情報を知り、興味を持った、つまり2番のInterest(関心)までを迎えた状態から話を始めます。これが先ほどの質問にあげた「行ったことのないお店に興味を持った際に何をするか?」の段階です。
ここで、お店に足を伸ばすまでに更に3つのステップをクリアしなければいけないのですが、充分なブランディングができておらず、消費者に届く情報が稚拙なものだった場合を想定しましょう。
ホームページが魅力的でない場合
気になってみて調べてみたけど、見付かる情報をみているとあまり魅力的でない。商品の写真もあまり見付からないし、いまいちお店の雰囲気が掴めない。
するとどうでしょうか?気になった時の関心は薄れ、興味を持ったことを記憶からなくし、行動に移すことがなくなってしまいます。これは新規のお客様を一人なくしてしまったのと同等です。
それでは逆に魅力的なホームページを持っていた場合を想定してみましょう。
ホームページが魅力的な場合
気になって調べていると、掲載されている商品がどれも美味しそうで一度食べてみたい。お店の雰囲気も良さそうだし、場所も分かりやすく掲載されている。アクセス方法も分かりやすいし、近くに行った際は是非立ち寄りたいなぁ。
非常に都合のいい例ですが、極端な話このような違いが生まれます。
興味を持って調べてみたら、より行ってみたいという気持ちが高まり(3.Desire(欲求)を満たし)、一度立ち寄りたいと記憶に留め(4.Memory(記憶))、近くに来たらきっと立ち寄ってくれる(5.Action(行動))でしょう。
じゃあ、どんなサイトが魅力的なの?って疑問も浮かんでくると思います。
そこで、海外から厳選した商品を魅力的に伝えているサイトを厳選させて頂きました。是非、ご覧になってみて下さい。
厳選10店+α!海外の魅力的な飲食店ホームページ
Gilgul Culinary Productions
Lakeside
CHEF S
Neapolitan Pizzeria Birreria
The Art of Plating
GUSTAVE CAFE
Asia Street Food
Caffe Cimo
The Ruby Tap
Restaurant Mesón
魅力的な「魅せ方」のできているホームページの特徴
これらの参考例からみる特徴は、
・動画、或いはGIFアニメーションを使ったシズル感の演出
・ページ遷移の少ない(シングルページ設計)ユーザビリティの高いサイトデザイン
・写真を大きく使った印象的なビジュアル設計
・簡潔な説明とキャッチーなコピーで伝えたい内容を明確に
といった特徴があります。
湯気の漂う温かそうなコーヒー、ぐつぐつ煮えたスープ、とろけて伸びるチーズ、どれも美味しそうですよね。
ホームページは情報を載せる場でなく、人の行動を喚起するきっかけでなくてはいけません。
お店のホームページに訪れる人は、お店に興味がある、お店を探している、などといった何かしらの動機を抱えて訪れてくれています。
そんな動機をより高めてあげるホームページこそ、魅力的な「魅せ方」が体現できていると考えられます。
いま一度ご自身のホームページに立ち返って考えてみてください。
ただ、情報を載っけただけになっていないか?
初めて見る人でも分かりやすい情報設計はされているのか?
お客様がそのホームページをみて、「来てみたい!」と思えるような設計がされているのか?
たくさんのお店が溢れているいまだからこそ、改めて設計をし直してはいかがでしょうか?
Siyabonga ekufundeni kwakho.(訳:最後まで読んでくれてありがとう。 / 注:ズールー語)